株式会社 伊勢屋肥料農材

In a Planter

いちごをプランターで育てる

プランターでいちごを育てる手順をまとめました。プランターの深さと大きさ、1つに何株植えるか、土の選び方と量、ベランダでの置き場所、季節ごとの水やりの頻度まで。ベランダでいちごを育てたい方、春に苗を買った方、秋から始める方は、土を買う前にご覧ください。

01

プランター1つで、ひと春に60粒のいちごが摘めます

いちごは根が浅く、株も小さくまとまるので、畑がなくても育てられます。幅65センチのプランターが1つあれば3株植えられ、1株から20〜30粒、合わせて60〜90粒ほどの実がとれます。

プランターのよいところは、動かせることです。季節ごとに日当たりのよい場所へ移せますし、梅雨の長雨は軒下でよけられます。実は縁から外へ垂れ下がって育つので、土に触れず、畑よりもきれいな実がそろいます。

始める時期は、年に2回あります。

始める時期植える苗収穫
10月〜11月上旬秋の苗を植えて、冬を越させます翌年の5月〜6月。株が大きく育ち、実の数が多くなります
3月〜4月つぼみや花のついた苗を植えますその年の5月〜6月。植えてすぐに実を楽しめます

たくさん収穫したい方には、秋からの栽培をおすすめします。冬のあいだに根を張った株は、春の花の数がちがいます。

02

プランターの深さと大きさ、植える株数

深さは15センチ以上、20センチあると水やりが楽です

いちごの根は、地表に近い浅いところに広がります。深さは15センチあれば育ちます。20センチ前後あると土の量に余裕ができ、春から初夏の水やりの間隔が延びます。

1つの容器に何株植えるか

容器株数土の量の目安
幅65センチの標準プランター3株12〜13リットル
直径30センチの丸鉢(10号)1〜2株8リットル前後
直径24センチの丸鉢(8号)1株5リットル前後

株と株のあいだは20センチほどあけます。

植えた直後はすき間が目立ちますが、春になると葉が手のひらほどの大きさに広がり、隣の株と触れ合うまでに育ちます。詰めて植えると風が通らず、病気が出やすくなり、1株あたりの実も小さくなります。

形と素材の選び方

プラスチックのプランターは軽く、土が乾きにくいので、はじめての方に向いています。素焼きの鉢は通気がよい分、乾きが早くなります。

側面にポケットのついたストロベリーポットや、吊り下げ型の鉢もいちごに向いています。実が空中に垂れ下がるので、汚れず、ナメクジにもかじられにくくなります。

どの容器でも、底の穴から水がしっかり抜けることがいちばんの条件です。

03

土は、水はけで選びます

プランターの中の水は、底の穴からしか逃げられません。畑よりも水がたまりやすいため、土の水はけのよしあしが、そのまま根の状態にあらわれます。

いちごの根は細く、湿ったままの土では息ができずに傷みます。反対に、乾かしすぎるとすぐに葉がしおれます。

市販の野菜用培養土でも育てられます。水もちを重視した配合が多いので、土の表面がしっかり乾くのを待ってから水をあげるのがこつです。

伊勢屋の「苺培土Special」は、いちごのためだけに配合した専用の土です。水をしっかり抱えながら、余分な水は鉢底からすっと抜けます。鹿沼土を配合しているので、粒のあいだに空気が残り、白い根がよく張ります。

もともとは、いちごの生産農家が苗を育てるための土として作ったものです。水やりの加減に慣れていない方でも、根を傷めにくいのが特徴です。

袋を開けて、そのままプランターに入れて使えます。容量と価格は、オンラインショップでご確認いただけます。

04

プランターへの植え方

  1. 鉢底石を、底が隠れるくらいに敷きます
  2. 土を、縁から2〜3センチ下まで入れます。水やりのときに水がたまる余白になります
  3. 株のあいだを20センチあけ、株元のふくらみ(クラウン)が土に埋まらない深さで植えます
  4. 苗に残っているランナーの切り跡を、プランターの奥に向けます。実は反対の手前側にそろいます
  5. 鉢底から流れ出るまで、たっぷり水をあげます

クラウンの深さとランナーの向きは、春の収穫を左右する大事なところです。植え付けのページで、もう少しくわしくご説明しています。

05

置き場所は、半日以上日が当たるところ

日当たりが、花の数と甘さを決めます

いちごは日光が好きな作物です。少なくとも半日、できれば朝から午後まで日の当たる場所に置きます。日照が足りないと、葉ばかりが間延びして花の数が減り、実の甘みものりにくくなります。

ベランダで育てるとき

ベランダでも、日当たりがあれば十分に育ちます。置き方を少し工夫すると、株の調子が変わってきます。

  • 床にじかに置かず、台やすのこ、ブロックの上に置く。底の風通しがよくなり、水はけも上がります
  • 手すりが壁になっているベランダでは、台で高さをかせいで日に当てる
  • エアコンの室外機の風が当たらない場所を選ぶ
  • 受け皿に水をためたままにしない

冬も屋外に置いたままにします

いちごは、冬の寒さに当たることで春に花を咲かせる準備をします。室内に取り込むと、春になっても花が上がってきません。

氷点下5度ほどまでの寒さなら、防寒をしなくても冬を越します。葉が赤くなったり地面に伏せたりするのは、寒さに耐えている姿です。

06

水やりの頻度

基本は1つです。土の表面が白っぽく乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷりあげます。毎日少しずつあげるやり方では、土の表面だけがぬれて、根のある深さまで水が届きません。

季節ごとの頻度の目安です。

時期頻度の目安時間帯
植え付けから2週間土を乾かさないよう、ほぼ毎日朝
秋、根づいたあと2〜3日に1回朝
冬週に1〜2回暖かい日の午前中
春、開花から収穫まで毎日から1日おき朝
夏、苗を育てるとき毎日。猛暑の日は朝と夕方朝と夕方

回数はあくまで目安で、決め手は土の乾き具合です。指を土に第一関節まで入れてみて、湿り気を感じなければ水やりの合図です。

春、花と実がついてからは水をよく吸います。この時期の水切れは、実が大きくならない原因になります。

水は、葉を持ち上げて株元に静かに注ぎます。葉や実に水がかかると、病気が広がりやすくなります。

07

春までの世話

追肥は11月と2月の2回

プランターは、水やりのたびに肥料が流れ出ます。根づいた11月と、新しい葉が動き出す2月に、いちご用の肥料を少なめに与えます。

花が咲いたら、筆で受粉を助けます

ベランダは、ミツバチなどの虫があまり来ません。花が咲いたら、やわらかい筆で花の中心をなでておくと、形のよい実になります。

実が色づきはじめたら、鳥よけのネットをかけておくと安心です。

収穫のあと

6月に入ると、株元からランナーが伸びてきます。先にできる子株をポットで受ければ、来年の苗になります。

08

よくある質問

プランターの深さは、何センチあれば足りますか

15センチあれば育ちます。20センチ前後あると土が乾きにくくなり、春の水やりが楽になります。

65センチのプランターに4株植えてもいいですか

3株をおすすめします。春に葉が広がると、3株でちょうどプランターがいっぱいになります。株のあいだに風が通ると病気が出にくく、1株あたりの実も大きくなります。

土は何リットル用意すればいいですか

幅65センチの標準プランターで12〜13リットル、直径30センチの丸鉢で8リットル前後が目安です。鉢底石を敷く分、少し少なめで足ります。

水やりは毎日したほうがいいですか

土が湿っているうちは、あげなくて大丈夫です。表面が乾いてからたっぷりあげる繰り返しが、根を強くします。毎日必要になるのは、植え付け直後と、春の開花から収穫の時期です。

室内の窓辺でも育てられますか

屋外をおすすめします。室内は日照が足りず、冬の寒さにも当たらないため、花がつきにくくなります。

春に買った苗は、来年も実をつけますか

つけます。収穫のあとも水やりを続け、秋に新しい土へ植え替えます。ランナーの子株を育てて株を若返らせると、翌年の実の数が増えます。

PAGE
TOP
Tel.0537-48-4111 オンラインショップ