Ichigo Baido Special
苺培土Special
いちごの土をお探しの方へ。生産農家の声から生まれた、いちご専用の培養土「苺培土Special」をご紹介します。水もちと水切れを両立させた理由、プランターでの使い方、生産者の方のポット育苗での使い方まで。土づくりに迷っている方はご覧ください。

いちごの土は、水もちと水切れで選びます
いちごがうまく育たない原因の多くは、土の中の水にあります。
いちごの根は浅く、細く、乾くとすぐにしおれます。かといって、いつも湿った土では根が息をできず、傷んでしまいます。
水をしっかり抱えていてほしい。余分な水はすぐに抜けてほしい。
この相反する2つの性質を、1つの土で両立させたのが「苺培土Special」です。いちごの生産農家が苗を育てるために使っている、いちご専用の培養土です。
生産農家のひと言から生まれました
苺培土Specialが生まれたのは平成9年です。きっかけは、お付き合いのあるいちご農家からの、「もう少し水切れがいい培土を」というひと言でした。
いちごの苗づくりは、夏の暑い盛りに行います。小さなポットで何千、何万という苗を育てるので、土が乾きやすいと、朝に夕に水やりに追われます。
反対に、水もちのよい土は水やりの回数こそ減らせるものの、ポットの中がいつも湿った状態になります。そこへ夏の高温が重なると、いちごでいちばん怖い病気、炭そ病の出やすい環境ができあがります。
水やりの手間は減らしたいけれど、じめじめした土にはしたくない。農家のこの切実な注文に、肥料屋として配合を一から見直し、1年の試行錯誤を経て形にしたのが、この土です。以来、いちごの産地で使われ続けています。
水を抱えるのに、じめじめしない
水やりのあと、余分な水がすっと抜けます
苺培土Specialには鹿沼土を配合しています。水をかけると、鉢底からすぐに水が流れ出ます。粒のあいだに空気の通り道が残るので、根が息をしやすく、白い元気な根がよく張ります。
根のまわりには、水がしっかり残ります
余分な水が抜けたあとも、根のまわりにはほどよい湿り気が続きます。表面が乾いて見えても、中はすぐには乾きません。
夏場の水やりの回数が落ち着き、うっかり1日水やりを忘れたときの傷みも軽くなります。
多湿を避けることが、炭そ病への備えになります
炭そ病は、高温と多湿を好むカビが原因の病気です。水やりや雨の水はねで広がり、株元が侵されると、株ごとしおれて枯れてしまいます。
ポットや鉢の中を湿らせすぎない土は、それだけで病気の出にくい環境づくりにつながります。
土を買うのは、土を作る時間を買うこと
いちごに合う土を自分で作ろうとすると、赤玉土、腐葉土、ピートモス、くん炭、肥料と、いくつもの材料を買いそろえ、配合を考え、混ぜ合わせることになります。材料が余れば置き場所にも困ります。
当社は、「土を買うのは、土を作る時間を買うこと」と考えています。
配合に悩む時間、混ぜる時間、うまくいかなかったときにやり直す1年。その時間を、苗の世話と、収穫の楽しみに回していただくための土です。
袋を開けたら、そのまま使えます。
プランターでの使い方
1. プランターに土を入れます
鉢底石を敷き、苺培土Specialを縁から2〜3センチ下まで入れます。ほかの土と混ぜる手間はありません。
2. 苗を浅く植えます
株元のふくらんだ部分、クラウンが土に埋まらない深さで植えます。幅65センチのプランターなら3株が目安です。
3. 鉢底から水が出るまで、たっぷり水をあげます
植え付け直後は、土と根をなじませるためにたっぷりと。その後は、土の表面が乾いたら水やりの合図です。
4. 追肥は11月と2月に
根がついた11月と、春の成長が始まる2月に、いちご用の肥料を株から少し離して与えます。
植え方と季節ごとの世話は、育て方のページにまとめています。
生産者の方へ。ポット育苗での使い方
苺培土Specialは、いちごのポット育苗専用に設計した育苗培土です。
ポット受けから鉢上げまで
ランナーの子株をポットで受ける段階から使えます。水切れがよいので、受けた直後の過湿による根傷みが少なく、発根がそろいます。
土をふるわず、そのまま定植できます
鹿沼土の配合で根張りがよく、ポットから抜いたときに根鉢がしっかり回っています。土をふるい落とさずに、そのまま本圃に定植できるので、定植の手間が減り、植え傷みも抑えられます。
夏の水やりが、読めるようになります
乾きが早すぎる培土では、猛暑日に午後のしおれが出ます。水もちがよすぎる培土では、曇天が続いたときにポットの中が乾きません。
苺培土Specialは、その中間をねらっています。かん水の回数と量を決めやすく、人によるばらつきが出にくいのが特徴です。
炭そ病の対策と組み合わせて
雨よけ、株元へのかん水、発病株の早めの持ち出し、予防の薬剤散布。こうした基本の対策に、ポットの中を過湿にしない培土を組み合わせることで、育苗期の欠株を抑えます。
家庭菜園向けの袋から、生産者向けの大口の出荷までご用意しています。高設栽培のベンチに使う、ココナッツピート、ピートモス、バーク堆肥、くん炭を混合した高設栽培用培土も扱っています。
当社は肥料と農薬の販売が本業です。育苗期の施肥設計、防除の組み立てまで、培土と合わせてご相談いただけます。大口のご注文と高設栽培用培土は、お電話かフォームでお問い合わせください。
よくある質問
いちごの土は、野菜用の培養土と何がちがいますか
野菜用の培養土は、多くの野菜に合うように水もちを重視して作られています。苺培土Specialは、根が浅く過湿に弱いいちごに合わせて、水切れのよさを高めているのがちがいです。
肥料はいつ与えればいいですか
根がついた11月と、春の成長が始まる2月が目安です。いちごは肥料が濃いと根を傷めるので、いちご用の肥料を少なめに与えるのがおすすめです。
去年使った土に、もう一度植えてもいいですか
いちごは同じ土で続けて育てると、病気が出やすくなります。新しい土に入れ替えるか、少なくとも半分は新しい土にすることをおすすめします。
培土と培養土は、ちがうものですか
同じものです。農家は苗を育てる土を「培土」「育苗培土」と呼び、園芸店では「培養土」と呼ぶことが多い、という呼び方のちがいです。
価格と容量を教えてください
家庭菜園で使いやすい袋入りは、オンラインショップでご確認いただけます。生産者向けの大口は、数量をうかがってお見積もりします。
